戦後80年、終戦の日に考える ― 伝えること・伝わること

1945年8月6日、広島。
8月9日、長崎。
原子爆弾は街も人も日常も奪い、その惨状は写真・映像・被爆者の証言として今も残されています。
あの日の声が世界に響き続けるのは、体験に根ざしたリアルだからです。
見る人・聞く人の心を直接揺さぶり、想像を超える現実を伝えます。

その声は、戦争を知らない世代にも、平和の尊さと命の重みを教えてくれます。
そして、私たちがその痛みを忘れないためにできることは、過去の声を聴き続けることだけではありません。
今を生きる私たち自身が持つ「想い」も、未来に受け渡していくことです。

私たちもまた、それぞれの「伝えたい想い」を持っています。
その想いをどう未来に残すか。
それを考えることは、平和を願うことと同じく、大切な営みです。

今日という日が、あなたにとって、自分の想いとその残し方を考えるきっかけになりますように。