
人が亡くなったあと、
「もっと話を聞いておけばよかった」
「本当は何を考えていたんだろう」
そんな後悔の声を、私は何度も聞いてきました。
でも、言葉や記録がほんの少し残っているだけで、
その“想い”が、時間を超えて遺された人の心に届くことがあるんです。
たとえば——
手紙、映像、メモ、ノート、音声…
たった数行のメッセージでも、
読むたびにその人の想いが、受け取る側の心に少しずつ染み込んでいく。
人はその時々の立場や感情によって、
同じ言葉を違うふうに受け取ります。
だからこそ、想いは一度伝えたら終わりじゃない。
残された言葉は、何度も読み返され、形を変えて生き続けるのです。
「なぜと向き合う相続」は、
“遺すため”だけじゃなく、“残された人が向き合い直せる余白”を作るためでもあります。
この投稿は、お盆の帰省を前に、
“家族との想いを見つめ直すきっかけ”として毎日お届けしています。
明日も「なぜと向き合う相続」のヒントをお伝えします。